【消滅した年】1965(昭和40)年
【現在の町名】自由が丘
【町名の由来】この地に開校した「自由ヶ丘学園」
【感想・雑記】元々は荏原郡碑衾村大字衾という地名でしたが、この地域の大地主で当時の碑衾村の村長が自由ヶ丘学園に土地を貸した上に、村長権限で町名をも自由ヶ丘に変えたというのが自由ヶ丘の始まりです。
自由が丘といえばモンブラン。日本で最初にモンブランを提供したお店が自由が丘にあるのです。その名もモンブラン。
え?品ありきの店名なの?店名ありきの品名なの?モヤモヤする。
さらに創業者の名前が迫田千万億。
え?何この結構な初見殺しっぷり。読めなさ具合がモヤモヤする。
加えて、モンブランという「栗」のケーキが始まった自由ヶ丘の町名を付けた村長が「栗山」。
え?村長に寄せて栗使ったの?村長が姓をモンブランに寄せたの?モヤモヤする。
そんなことよりも現町名と旧町名の違い、お分かりになりますでしょうか。そう、「が」と「ヶ」が違うのです。
この微妙すぎる違いは東急線の駅名にも現れており、昭和40年の町名の変更後に「ヶ」を「が」にマイナーチェンジがなされているようです。
駅名といえば、東急線の開業当初は「九品仏駅」でしたが、その九品仏の門前にできた新駅が九品仏駅になったため自由ヶ丘駅に改称した経緯があります。衾駅じゃなくて良かったね。東横線で渋谷から特急乗った時の停車駅アナウンスが「渋谷、中目黒、衾」だったらモヤモヤしっぱなしだったよ。
[発見日:令和4年1月10日]