旧町名をさがす会

かつては東京都内に存在し、そして消えてしまった旧町名。 このページは、行政上は消滅したものの、街角で未だに存在を確認することができた旧町名を紹介するものです。

【杉並区】和泉町


【消滅した年】1966(昭和41)年
【現在の町名】和泉
【感想・雑記】〜前回までのあらすじ〜下代田町、羽根木町と、恐ろしいほど早いペースで旧町名を発見した私は、世田谷区を脱出し、杉並区へ向かったのであった。気温はやはり28度である。

羽根木町を発見したのち、甲州街道を渡ると杉並区へ入ります。甲州街道には空は無いとはよく言ったもので、日本橋をも凌ぐほどの高速道路で常に視界が覆われているような気がします。
杉並区は、中央線を挟んで北と南で旧町名ポリシーが根本的に異なっています。同じく区とは思えません。古い地図などをご覧いただくとお分かりですが、中央線北側は現行町名とは全く異なる個性的な旧町名の数々が広がっています。
一方南側というと、ほとんどが「町」が無くなっただけの状態の現行町名です。特に中央線から離れれば離れるほどその傾向が顕著であるような気がしてなりません。そんな和泉町もそのとおりで現行町名は「和泉」これは目を瞑ってても見つけられるだろう。あまり深みに嵌まらないように甲州街道から遠くならない範囲で探し始めましたが、これは10分くらい時間を費やしましたが、特に問題無く発見することができました。

wiki大先生によると、和泉の町名の由来は、日照りでも枯れることがなかった泉があったことによるものだそうです。そして今は枯れているのだとか。枯れてるんかい。和泉町の泉は枯れてしまいましたが、私の旧町名をさがしたいという欲望の泉は枯れることはありませんよ!というお話でした。その泉は貴船神社にあったそうです。

[発見日:平成30年4月22日]