【消滅した年】1981（昭和56）年
【現在の町名】西水元
【町名の由来】下記参照
【感想・雑記】猿町とはいうものの、猿はいませんでした。それもそのはず。猿町の由来は、モンキーではなく川が合流して三つ又に分かれていたところから三が又（さんがまた）→猿が又と転じたことによる「猿」だからなのです。したがって反省したり蚤食ったりするモンキーはいませんでした。
このあたり、東京時層地図で見ると、昭和30年代はほぼ水田となっています。いまやその面影もなく総宅地化されていました。
しかし、なぜかずいぶん最近まで現存していたんですね。私が生まれる2年前まで猿町だったんですね。一説によると地元の人は「猿＝さる＝去る」であるとして嫌っていたとかいないとか。
ちなみに、都内の猿が付く町としては渋谷区猿楽町と千代田区猿楽町が、消滅したものでは港区芝白金猿町があります。白金の猿町は見つかりませんでした。
［発見日：平成23年2月5日］
［旧町名由来出典：江戸東京残したい地名（著/本間信治）P226］
