旧町名をさがす会

かつては東京都内に存在し、そして消えてしまった旧町名。 このページは、行政上は消滅したものの、街角で未だに存在を確認することができた旧町名を紹介するものです。

【文京区】指ヶ谷町

指ヶ谷町(さしがや)は、かつて文京区に存在した旧町名です。昭和41年の町名変更によって現在は白山の1、2、4、5丁目となっています。

白山といえば、先の全日本大学野球を制し、現在箱根駅伝2連覇中の東洋大学の本拠地です。昨今の都内における大学の都心回帰をいち早く行い、また、全国的に夜学(2部)の廃止となる中で唯一夜学を存続させるばかりか、学部を増やすなど、わが道を行くのがこの東洋大学です。
さらに、校舎改築によって地上16階建のシンボルタワー的建物を建設し、「うわーこんな立派な建物で講義を受けられるなんて都会の大学はすごいなぁ」と田舎者を釣っておいて、実はその建物は全部教授棟、講義棟ではなかったという、そんな悔しい思いで4年間を過ごすはめになり、卒業後はなんとなく就職し、旧町名探しに貴重な休みを費やしている学生を輩出いや排出した大学がこの東洋大学です。

あと、オードリーの若林さんやオテンキのお二人、Wコロンねずっちさん、阿修羅・原さんなど、今が旬のみなさんがOBです。



そんな指ヶ谷町です。
この「指ヶ谷」の由来ですが、江戸時代、時の将軍3代目家光公がこのあたりに鷹狩りに赴いた際に、まだ谷であった一帯を指し、そのうち人が住むであろうとおっしゃった為に「指ヶ谷」となったとのことです。
じゃあ、そのうち人が住むであろうと言いながら懐刀で家臣を刺していたら「刺ヶ谷町」になっていたのかな。そのうち人が住むであろうと言いながら腰を振っていたら「こしがや」になっていたのかな。


東洋大学
神田川まる歩き(町名由来出典元)


[発見日:平成21年12月26日]