【消滅した年】1967(昭和42)年
【現在の町名】白山、千石
【感想・雑記】由来はその名の通りその昔このあたりは原野だったことを表しています。お隣の旧町名である大原町に対して小原町とも言われていたとか。そういえば近くには西原町という旧町名もありましたので、どんだけ原だったんですかと。地平線ですかと。富士山は見えましたかと言いたいですよ。見えたんですかねおそらく駒込富士前町だとか、駒込上富士前町だとかが近くにあったわけですから。由来は富士神社ですけれども。
この原町の範囲は西は小石川植物園から東は東洋大学までの広範囲に及んでいます。古地図と現代の地図を主に東京時層地図で対比させると分かりますが、いつからか町内を白山通りで分断されてしまっており、とてもかつては同じ町内であったとは微塵とも感じられなくなってしまっています。白山通りの開通でどれほどの民家が消滅し、そしてどれほどの旧町名がなくなってしまったのでしょうね。
[発見日:平成21年12月26日]