角筈(つのはず)は、新宿区に存在した旧町名です。昭和45年から部分的に町名廃止がはじまり、昭和53年に完全に消滅しました。かつては、現西新宿の大部分、新宿、歌舞伎町の一部分までがこの「角筈」でした。
地名の由来は、このあたりを開拓した渡辺氏の髪の束ね方が「角」や「矢筈」に似ており、それが転じて「角筈」となったというのが新宿区教育委員会の見解とのことです。
かつての角筈の区域は、現在は民家も少なくほとんどがビル、オフィスです。この写真は現在の西新宿3丁目で発見したものですが、このあたりも再開発が決定し遅かれ早かれ消滅してしまいます。しかし、いまだ表札に「角筈」を掲げておられる御宅が多いのがうれしいです。
[発見日:平成21年12月19日]