【消滅した年】1965(昭和40)年
【現在の町名】中川
【雑記・感想】足立区では初の「東京市」の発見でした。過去には「東京府南足立郡」なる文化財級のものが残っていたり、平成まで東京23区で唯一小字が残っていたりと、今や旧町名業界において足立区は一目置かれる存在を確立しつつあるといえるでしょう。
しかも今回のは、書体やひびなどからいい感じの區っぽさが伝わってきますね。残していただきありがたいです。
そしてこの長門町の由来について、大正期の地図を見ると地名が「長右衛門新田」となっているのですが、ひょっとしたら町名の由来は略称だったりするのでしょうか。更に昭和期の地図では、大谷田町の中に2か所ほど微妙に足立区名物の飛び地になっていたり、とにかく目が離せないタイプの旧町名のご紹介でした。
[発見日:平成29年2月25日]