【消滅した年】1966(昭和41)年
【現在の町名】内神田、神田美土代町
【感想・雑記】厳密にはバリバリ現存している町名なんですが、全盛期は4丁目まであったにもかかわらず戦後そして町名変更の際と、数度にわたり大幅な町域縮小を経て今に至っている点が新宿区戸塚町に通じるものがありますのでご紹介いたします。
千代田区界隈には、昭和30年代に建築されたであろう古いビルがまだまだ存在していますが、他の区と比較してもビル名の表札に旧町名が残っている割合が高いように思えます。三年町しかり神田旭町しかり。(神田材木町というのもありましたがこちらはビルはあるのに表札だけ無くなってしまいましたが。)
美土代町の由来は、東京市町名沿革史(東京市役所編)によると、この神田のあたりは伊勢神宮の領田「御田代(みとしろ)御田(みた)」であったことによるのだそうです。というかそもそも「神田」が領田そのものを指すようですよ。つまり神田美土代町は領田領田町ということになりますね。
[発見日:平成23年9月17日]