【消滅した年】1968（昭和43）年
【現在の町名】綾瀬、西綾瀬、加平
【雑記・感想】ついに見つかりました。五兵衞町、江戸時代を感じられるような旧町名。由来が「五兵衛新田」だからでしょうか。金子五兵衛さんがこの地を開墾して名前が起こり、明治以後は綾瀬村大字五兵衞新田を経てこの形となりました。さらに、小字には「兵左衛門新田」という名前も見受けられます。人名で、且つ京都の伏見のような戦国大名由来ではないところが親しみを感じますね。
この旧町名の他にも、都内には 足立区小右衛門町や、港区市兵衛町などの同じテイストの親しみが溢れてたまらない町名が存在しました。共通項は「衛」ですね。衛という文字に強い江戸力を感じるのです。
五兵衛町は、綾瀬川と高速道路を挟んで左右に広がる町域を有していました。東京時層地図によると、当時の綾瀬駅はもっと綾瀬川寄りにあったのでまさに綾瀬駅前といえる好立地の町です。さがしに行く場合でも、南から攻める場合はJR綾瀬駅、北から攻める場合は東京メトロの秘境・北綾瀬駅でそれぞれ下車のうえ各々お楽しみください。ただ、広範囲故に全町域を隈なく丁寧にさがすことが最良ではありますが、南か北かでその労力が段違いとなりますので自己責任でお願いします。ちなみに私は労力マシマシコースを選んでしまったようでして、述べ６年の歳月を要してしまいました。皆さん、時間は大切です。限りある時間と資源を大切に。ディーゼルガス反対！
［発見日：平成28年5月7日］
