【消滅した年】1967（昭和42）年
【現在の町名】佃
【由来（佃）】大坂冬の陣で家康方に加担した功で、その後江戸に参じた大坂佃村の魚商人がこの地を賜わり永住したことによります。あと佃煮。
【感想・雑記】この写真にある看板は、大変古い建物の旧タバコ屋さんのものです。今は駄菓子などを売っております。この建物の所有者であり、タバコ屋さんのご主人（大正生まれ）にお話を伺うことができ、大変有意義な時間を過ごせたことを思い出しました。
【貴重なお話の抜粋】
・昔からのご近所さんは立ち退きやらでほとんどいなくなり町内でも３軒くらいだそうです。たしかに、この御宅の向かいも駐車場とマンションばかりでした。
・この建物は区の重要文化財的なあれに指定されたこともあり、よくドラマなどのロケで使われるとのことです。区が保存の働きかけをするのは大変素晴らしいことだと思いますが、固定資産税が高くて大変とおっしゃっていました。当事者にとって指定はありがた迷惑の部分もあるよなあ…
・プロの写真家が、よく建物を撮らせてくれと訪ねてくるとのことです。実際にその写真の載る本も見せていただきました。
などなど。ちょうど昨年のことですので、今もお元気でいらっしゃるでしょう。今度また駄菓子買うついでに寄ってみようかな。
［発見日：平成21年5月23日］
