【町名の変遷】
1928（昭和3）年：矢口村が矢口町になる。
1932（昭和7）年：矢口町が蒲田区になる。
1947（昭和22）年：蒲田区が大森区と合併し大田区が成立。
1966（昭和41）年：矢口町が消滅し、矢口などに変更。
【現在の町名】矢口、千鳥、東矢口
【雑記・感想】大東京３５區が見つからないのです。赤坂區、滝野川區、荏原區、城東區、そして蒲田區。あまりにも見つからなさすぎて、本日と先週日曜日の２回に分けてこの下丸子、矢口、千鳥界隈を探して回っていたのです。ほぼ１０年間旧町名探しをしていますと言語化はできませんが、いわゆる勘というものが働き、漠然と見つかりそうな雰囲気というのを感じたりするのです。そう、蒲田區にはね。感じちゃうわけよシンパシー、KAMATAKUから。やっぱりYAZAWAほどの蒲田區フリークになると語尾とかにも自然と蒲田區が出ちゃっているわけ。Rockだよね。分かる？相思相LOVEってやつ？
想像上のYAZAWAからもブラウン管を通して『やっちゃえ』とのお墨付きをいただきましたので、探してきました蒲田區。蒲田區は、城東區もそうですが戦災の被害が比較的広範囲であったため、当時の表札が残っているということはそもそも望みが薄い地域といえます。実際、幾度と蒲田區を求めて現地に赴き探し回っていましたがなかなか見つからない。将来の相方となる大森區があれほど簡単に発見できる事実もあるため、私の中で蒲田區に対する幻想が日に日に膨らんでしまっています。さながら往年のプロレスラー・ローランボックのように。
そして、私の長年の勘はやはり正しかったようです。
まさか蒲田區を飛び越えた旧町名を発見するとは。
いや、それはもちろん嬉しいですよ。なにせ東京「府」と荏原「郡」ですから。さらによく調べたらわずか５年間程度しか現存していなかったという、実はものすごく貴重なものらしいですし。嬉しいですよ。小字好きだし。嬉しいんですけど
そこは蒲田區でしょ
［発見日：平成28年4月2日］
