旧町名をさがす会

かつては東京都内に存在し、そして消えてしまった旧町名。 このページは、行政上は消滅したものの、街角で未だに存在を確認することができた旧町名を紹介するものです。

【江東区】大島町

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【消滅した年】1965(昭和40)年

【現在の町名】大島

【感想・雑記】江東区の東側、亀戸・◯砂・大島エリアは元々城東区で、さらにその前身はそれぞれ自治体として南葛飾郡に属する亀戸町・砂町・大島町でした。

大島の由来は、江戸時代に海岸の低湿地であったこの場所を開発して村が作られ、その場所が大きな島であったことから「大島」といわれたそうです。

大島で有名なスポットの1つとして西大島駅近くに「羅漢寺」があります。実はこの羅漢寺は2代目で、目黒にある五百羅漢寺が元々この地にあった初代羅漢寺なのだとか。1695年にこの地に開山されたのち明治時代に目黒に移転、初代羅漢寺跡地に奥多摩から祥安寺という寺が移設され新たに羅漢寺と改称したのが現在の2代目羅漢寺とのこと。ちなみに、五百羅漢とは釈迦が没した際に集まった500人の弟子のことで、初代の羅漢寺には536体の羅漢像があったとか。現在は305体が現存しているそうです。

なお、現在の2代目羅漢寺には羅漢像はなく、あるのは旧羅漢寺の柱の基礎石と五百羅漢跡の説明石碑、そして青少年に愛の手をという謎の像のみです。

[発見日:令和2年6月14日]