【消滅した年】1970(昭和45)年
【現在の町名】清瀬市元町、上清戸
【感想・雑記】
地図を見ていると埼玉県所沢市と新座市の間を東京都が滑り込んでいる形になっています場所がありますが、そこが清瀬市です。清瀬の清は旧村名である上中下清戸の「清」、そして柳瀬川の「瀬」、そんな清瀬市です。
上中下清戸という町名は現在も残っていますのでこれを旧町名扱いして良いものか審議が入りましたが、北多摩郡+清瀬町という自治体名としての旧町名の要素を2つも有していることから、VARするまでも無く旧町名となりました。
北多摩郡と清瀬町、この消滅した2つの自治体を含めた変遷を見ていきますと、まず明治に上中下清戸村含め周辺の村の合併によって清瀬村が誕生します。その後村の時代に神奈川県から東京府に管轄が変わるなどを経て戦後に清瀬町、そして1970年10月に清瀬市となり現在に至ります。清瀬市誕生と引き換えに北多摩郡を失うことになりますが、この1ヶ月後の11月には北多摩郡自体が消滅してしまいます。
ここまで清瀬市の変遷を見てきましたが、変遷というほどは変も遷もしていませんでした。清瀬市で他に何か変か遷をしているものはないかと調べたところ、ありました。市長の変遷です。そこには変わった変遷がありました。
1970年に清瀬市が誕生してから現在の市長は4代目ですが、その4名のうち何と3名が「渋谷」姓!初代市長と直近の市長は祖父と孫の関係ですが、一代前の渋谷氏とは無関係とのこと。とはいえここまで渋谷が渋滞しているので清瀬市はそろそろ渋谷区を名乗っても良いと思います。そんな渋谷区に皆様是非お越しください。
[発見日:令和5年6月4日]