【消滅した年】1963(昭和38)年
【現在の町名】上原
【感想・雑記】この代々木上原という名前は、東京メトロ千代田線の終点と小田急線の停車駅の駅名としてほぼそのまま残されています。代々木の冠が付いているのは代々木村、代々幡村代々木字上原によるものです。とにかく起伏の激しい立地という印象ですが、馴染みのない町なのでこれといったエピソードが無くお恥ずかしい限りです。お隣の代々木大山町がなかなか見つからず年1回程度は代々木上原駅を利用しているはずなのですが、代々木上原はそのままスルーし続けている気がします。そしてなぜこの街はオシャレタウン扱いをされているのでしょうか。芸能人が多いからオシャレ扱いなのか、オシャレ扱いだから芸能人が多いのか。芸能人というか、今田耕司さんの街という印象でしかないです。
この代々木上原町について唯一気になるのは、消滅が相場より若干早めである点ですね。昭和39〜42年あたりに駆け込み的に消滅している他の区と比較するとちょい早め。しっかり東京オリンピックに間に合わせたのでしょうか。そもそも、旧代々幡町エリアはほぼ全域で早めの消滅のようです。特に幡ヶ谷を冠につけている旧町名たちは軒並み1960年の消滅、住居表示法を待たずしての消滅を果たしています。何か急ぐ事情があったのでしょうか。
以上、地名の由来とかおしゃれハイセンスオーガニックカフェの情報など一切なく、ただただ今田耕司さんの街という紹介でした。近年稀に見る内容のなさ。
[発見日:平成22年6月12日]