旧町名をさがす会

かつては東京都内に存在し、そして消えてしまった旧町名。 このページは、行政上は消滅したものの、街角で未だに存在を確認することができた旧町名を紹介するものです。

【豊島区】千川町


【消滅した年】1989(平成元)年
【現在の町名】要町、千川ほか
【感想・雑記】三越の広告付きの住居表示板(街区表示板?)がまだ残っていました。豊島だけで「区」が省略されているこのこだわりが深いですね。

由来はもちろん玉川上水の分水の千川上水から来ています。この千川上水は、文京区千石(旧町名でいうと文京区原町など)の「千」の方の由来にもなっています(石の方は「小石川」です。)し、桜上水駅(桜上水の地名の方は駅名由来だそうです)の由来でもあります。

そんな区(豊島区、文京区、調布市)を越えて影響(由来が同じ)を及ぼしている千川上水玉川上水の分水)ですが、同じ読み方の地名(及び駅名)に「仙川」というものがあります。この同じ読み方の二つ(仙川と千川)の関係は何かあるのか、実は江戸時代にこの仙川用水(玉川上水の分水)を完成させたのが徳兵衛さん、太兵衞さん(及びそのグループ)という棟梁で、彼らの出身が「多摩郡仙川村(今の調布市仙川)」だったのです(例によって諸説あるんでしょうよ)。その「仙川」からとって「千川用水(玉川上水の分水)」と命名されたという話があるのだそうです。(例によって諸説ありだろうよ)そんな千川です。



カッコカッコうるさいわ!

[発見日:平成30年9月2日]