【消滅した年】1966(昭和41)年
【現在の町名】小日向、春日
【感想・雑記】この旧町名がまさか現存していたとは。これまでの旧町名さがし生活において、上位に位置するであろう衝撃です。このたび、大変珍しいレアな名前の旧町名が発見されました。場所は文京区は小日向。あの殺人的な坂道があるあたりです。町の由来は「第六天神社」があったことによるものです。
第一天〜第五天町があるわけではなく、ましてや第七天町以降もあるわけではないです。この第六天は、「他化自在天」という六欲求の一つで、欲界の頂上に位する大魔王のことであるそうです。この天を信仰するものは、他の楽しむものを自分の楽しみにすることができるというとか。お前のものは俺のものということなのか。
この地には、徳川最後の将軍・徳川慶喜の屋敷がありました。激動の時代に彼はこの地で何を思い生涯を全うしたのでしょうか。
[発見日:平成24年2月4日]
[旧町名由来引用元:江戸東京残したい地名(著/本間信治)P41]