【消滅した年】1967（昭和42）年
【現在の町名】谷中
【町名の由来】天王寺（もともと谷中霊園は天王寺の寺域であった）
【感想・雑記】本日までにどうしても見つけて、本日に掲載したかった旧町名です。本日12月23日は天皇陛下の御生誕の日ですので同じ名前の旧町名である天王寺町を見つけ、掲載することで祝福申し上げようということです。
私の年代ですと、昭和天皇が崩御在らせられた時点では義務教育も前でしたので記憶も鮮明ではありませんでしたので天皇陛下は平成という印象がつよく、むしろそれらの映像を見ていたのがなぜか入院していた父の病室であった記憶がかろうじてあるのみです。
この天王寺町は、谷根千四天王のひとつ、谷中を擁する旧町名であります。谷中という名称は現在でこそこれら一帯を総ずる町名でありますが、厳密に「谷中」いわゆる「谷中町」は極小範囲の一区画のみであることがわかりました。今回の天王寺町も含めこれらは準谷中ということになります。さらに、今回の天王寺町に通ずる道の入り口付近は「谷中茶屋町」という、こんなに一目で概要を把握できることはない旧町名でしたが範囲が狭いこともあり発見には至らず、他方で天王寺町を見つけることができたのは大変喜ばしいことと思います。なにせ町域はまるまる谷中霊園ですから。15代将軍徳川慶喜も眠る谷中霊園ですから。本当によく残していただいていたなと。
なにはともあれ、改めて天皇陛下のお誕生日を心よりご祝福申し上げます。
［発見日：平成22年12月23日］
