小田原町は、かつて中央区に存在した旧町名です。現在は築地の一部分です。名前の由来として予想されるのが、北条氏の小田原、神奈川の小田原ですが、どうやら本当につながりがあるそうです。江戸城を増築するため、小田原からきた石工が、このあたりを石揚場にしたことから「小田原町」となったのです。中央区のHPにちゃんと案内がありました。中央区もいい仕事をします。
さて、この小田原町のあたりが現在はどうなっているか実際に歩いて見て回りました。この小田原町という旧町名の表札を掲げているところは、民家と古旅館の2軒で確認できました。旧町名がまだ存在していることについてもちろん感動しましたが、さらに商業ビルがある一方で、昔ながらの木造住宅も残っていることに重ねて感動を覚えました。このあたりは、東京大空襲で大変なことになったのでは?と考えましたが、近くに明石町の聖路加病院があることで空襲を回避できたのでしょうか。
[発見日:平成21年5月24日]
[町名由来出典元:中央区HPhttp://www.city.chuo.lg.jp/syokai/tyomeiyurai/tsukiji/index.html]